キヤノンメディカルシステムズが開発した新MRI装置(同社提供)

 キヤノンメディカルシステムズ(大田原市下石上、瀧口登志夫(たきぐちとしお)社長)は、画像解像度を高めながら撮像や検査の時間を短縮した磁気共鳴画像法(MRI)装置「ヴァンテージ ギャラン スリーティー/スプリーム エディション」を発売した。

 画像解像度を元の画像から3倍に高められる技術を搭載し、撮像時間の大幅短縮を可能にした。製品化に向け高い磁場を均一化する部品を自社で開発し、その他の主要構成部品も一新。システム全体の最適化を図り、より安定した高精細画像を得られるようにした。

 撮像前の患者のセッティングでは、対象臓器の形状により最適な撮影位置や角度などを人工知能(AI)が支援する機能も搭載。検査時間の短縮により、医療現場の業務効率化につながるとしている。