宇都宮市出身の死神紫郎

アルバム「独白」のジャケット写真

宇都宮市出身の死神紫郎 アルバム「独白」のジャケット写真

 宇都宮市出身のフォーク歌手でラッパーの死神紫郎(しにがみしろう)(本名非公表)が5枚目のアルバム「独白」をCD化し、ディスクユニオンからリリースした。自身初のラップ曲のみの構成で、音楽配信サービスにチャートインした表題作を含む12曲を収録している。

 2004年にソロ・アーティストとして音楽活動をスタートさせた死神は、同市若松原中時代から作曲を始め、宇都宮南高卒業後の02年に上京。以来、バンド活動を経て都内のライブハウス、小劇場を舞台にアコースティックギター弾き語りや「太鼓叩(たた)き語り」、舞踏などさまざまな形態でライブパフォーマンスを展開してきた。名前の由来はバンド仲間からのイメージだという。

 「音楽版の大道芸」を目指し、あえて生を巡るタブーに触れる作品を発表。近年はラッパーとしてフリースタイルMCバトルにも出場する。ネットメディアを中心に注目されており、「世代を問わず自分の音楽が誰かの救いになればうれしい」と語る。

 「独白」は、弱いままでたくましく生きたいという思いを語る表題作の他、「執念のラップもういっちょ」「リアル・サバイバル」など等身大の言葉で日々の感情をストレートにつづっている。ディレクションと客演でMCミチ、コーラスには同市出身のRiqrhoAreが参加した。

 3300円。ディスクユニオンほか大手CDショップ、通販サイトのアマゾンなどで取り扱っている。