宇都宮地方気象台は3日午後4時48分、「大雨と雷および突風に関する栃木県気象情報」を発表した。県内では、3日夜遅くにかけて大雨による低い土地の浸水や土砂災害、河川の増水に警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうにも注意するよう呼びかけている。

◇最新の防災情報・気象情報

 気象台によると、東日本の上空約5500メートルに氷点下15度以下の、この時期としては強い寒気が流れ込んでいる。また、晴れて地上気温が上昇している所がある。県内では、大気の状態が非常に不安定となっているため、雷を伴った激しい雨が降る所がある見込み。

 予想よりも雨雲が発達した場合や停滞した場合は、警報級の大雨となる可能性がある。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めるよう呼びかけている。降ひょうの恐れもあるため、農作物の管理にも注意が必要という。

 3日に予想される1時間降水量は北部、南部とも多い所で40ミリ。3日午後6時から4日午後6時までに予想される24時間降水量は北部、南部とも多い所で60ミリ。