【佐野】福祉を学んでいる県内の高校生が介護技術を競う「第9回県高校生介護技術コンテスト」が7日、佐野松桜高で開かれた。
県高等学校教育研究会福祉部会が主催で2016年から開催している。同校、真岡北陵高、矢板高、宇都宮青葉高等学園から27人の生徒が出場し、時間内に介護用ベッドを整える「ベッドメイキング部門」、要介護者を介護する「介護技術部門」、福祉に関するテーマで研究する「福祉研究部門」の3部門で競った。
教室内の空気が張り詰める中、生徒たちは真剣なまなざしで競技に取り組んだ。ベッドメイキング部門では、出場者がお互いに「シーツ押さえます」などと声をかけ合い、息ぴったりの連携を披露した。
介護技術部門で最優秀賞に輝いた真岡北陵高3年渡辺桔平(わたなべきっぺい)さん(18)と増渕莉々愛(ますぶちりりあ)(17)さんは「1か月前から放課後を使って遅くまで練習してきた。その成果が形になってうれしい」と口をそろえた。
ベッドメイキング部門も同校が最優秀賞に選ばれ、福祉研究発表部門は佐野松桜高だった。両校は8月に市内で開かれる関東地区福祉研究発表会に出場する予定。