ベンチを作るため、丸太をのこぎりで切る参加者たち

 【那須烏山】小原沢の那珂川国民休養地内の「栃木トヨタの森」で16日、木や自然に親しむイベント「『こどもの森』プロジェクトin国見」が開かれ、市内の親子ら約100人が植樹や丸太ベンチ作りなどを楽しんだ。

 栃木トヨタ自動車(宇都宮市横田新町)は県と森林整備に関する協定を結び、同休養地内の約2500平方メートルを栃木トヨタの森として整備している。今回は地元住民にも活動に関わってもらおうと、境地区の活性化を目指す団体「サカイ・ドリーム・ヒーローズ」と協力。同社の植樹イベントに合わせて同団体がレクリエーションを主催した。

 参加者はツバキやグミ、ヤマボウシなど22本の苗木を植樹。トヨタ自動車の人気車種「ランドクルーザー」のラジコンがもらえる宝探しゲームを楽しんだり、長さ3メートルの丸太をノコギリで切ってベンチを作ったりした。

 友人に誘われて参加したという烏山中1年小森悠里(こもりゆうり)さんは「ツツジを植えた。大きく育って、友達と見に来るのが楽しみ」と笑顔を見せた。