全国から約千人が集まった日本社会福祉士会全国大会

 【宇都宮】本県で初開催となる第32回日本社会福祉士会全国大会・社会福祉学会栃木大会が22日、JR宇都宮駅東口の交流拠点施設「ライトキューブ宇都宮」で始まった。23日まで。

 大会は「これからの地域共生社会を担う社会福祉士としての挑戦」がテーマで、全国から社会福祉士や福祉関係の学生など約千人が参加した。最初に同栃木大会の松本裕行(まつもとひろゆき)実行委員長が「少子高齢化により人口減少が進み、支え合い機能が弱っている。今後は、職域を超えて地域社会全体で支えていくことが急務」などとあいさつした。

 行政講演、基調講演後、上野谷加代子(うえのやかよこ)同志社大名誉教授をコーディネーターにシンポジウム「地域共生社会におけるソーシャルワーカーの役割」が行われた。日本ソーシャルワーカー協会や日本社会福祉士会などの代表4人がシンポジストを務め、日本ソーシャルワーカーの役割や精神保健分野・医療分野の活動などを発表した。

 最終日の23日は、社会福祉学会の分科会、認定NPO法人うりずんの高橋昭彦(たかはしあきひこ)理事長の記念講演「すべての子どもと家族が当たり前に暮らせる社会」などが開かれる。