【小山】市と野木町など主催の「ヤナギ・セイタカアワダチソウ除去作戦」が22日、下生井の渡良瀬遊水地第2調節池環境学習フィールド3で行われ、約600人が外来植物の抜き取り作業に汗を流した。
この日は午前6時半の受け付け開始から、会社や労働組合などのグループや家族連れが続々と来訪。ヨシ原の中に生えたセイタカアワダチソウなどを次々と引き抜き、1時間ほどで計約4トンを回収した。浅野正富(あさのまさとみ)市長も作業に当たり、参加者にねぎらいの言葉をかけていた。
社会科見学で来訪したのをきっかけに遊水地に関心を持ったという間々田東小3年松村朱笑(まつむらあきえ)さんは「疲れたけれど、みんなで協力して楽しかった。コウノトリのためにも環境を良くしたい」と話していた。
除去作戦は遊水地の貴重な湿地環境保全が狙い。10年ほど前から始めており、今回で42回目。今年は9月14日と11月23日にも実施する。