県が作成した気候変動適応ガイドの概要版

 県は24日までに、気候変動に適応した農業を実現するためのガイドを制作した。地球温暖化が作物に与える影響や生産で重視するポイントを、水稲やイチゴなど県内の主要作物ごとにまとめた。気象災害に備えた農業用の保険や使える制度も掲載。県のホームページで公開しており、今後の営農活動の参考にしてもらうため活用を呼びかけている。

 県によると、県内各地の平均気温は2021年までの40年間で1〜2度上昇し、豪雨の発生回数も増加傾向にある。今後も県内全域で気温が上昇することが見込まれる中、農作物への影響が懸念されている。