【日光】宇都宮市でこのほど開かれた第45回県警逮捕術大会の署対抗B組で、今市署チームが初優勝を果たした。中里陽次(なかざとようじ)署長は「チームが一致団結してつかんだ優勝旗」と健闘をたたえた。
大会は「徒手」や「警棒」など5人制で争われ、同B組には中規模7署がエントリー。今市署チームは先鋒・高田晴子(たかだはるこ)、次鋒・菅野幸徳(かんのこうとく)の両巡査長、中堅・北原則往(きたはらのりゆき)巡査部長、副将・小室利光(こむろとしみつ)、大将・大塚堅心(おおつかけんしん)の両巡査長の布陣で臨んだ。
今市署は1回戦でさくら署、2回戦で佐野署に勝利。真岡署との決勝では、前半の3人で一気に勝負を決めた。女性警察官が徒手で対戦する先鋒戦で、3戦全勝を収めた高田巡査長(30)は「守りの意識を強くしながら相手の懐に入って素早く技を出すことを心がけた」と振り返り、「力のあるメンバーに指導してもらったおかげ」と感謝した。
監督の白藤学(しらふじまなぶ)警部補(44)は「今年こそという思いがあった。それぞれが時間を調整して練習に集まり、楽しく盛り上がって取り組めたのが勝因」と話した。