6月の県内の平均気温は、大田原が平年より1.8度高い21.8度となり、同月の観測史上1位となったことが1日、宇都宮地方気象台の気象速報で分かった。同月上旬から中旬にかけて、県内が高気圧に覆われたことが影響した。

 気象台によると、平均気温は佐野が23.4度で最も高かった。観測10年未満の日光東町を除いた県内13観測地点のうち、佐野を含め五十里、那須烏山、鹿沼、宇都宮、真岡、小山の7地点で観測史上2位を記録。黒磯と塩谷も3位の高さとなった。13地点で平年を0.9~1.8度上回った。

 一方、降水量は那須高原が平年比48%の106.5ミリで、過去2番目の少なさだった。黒磯は同比52%の90.5ミリ、大田原は同比42%の72.5ミリで、過去3番目に少ない降水量だった。