【佐野】足利市の市民団体「ガッツの会」と東日本盲導犬協会はこのほど、吾妻小で盲導犬や視覚障害者について学ぶ教室を開いた。4年生16人が参加し、盲導犬の役割などについて理解を深めた。
自身も視覚障害がある同会の前原武雄(まえはらたけお)代表が、身の回りに存在する点字、視覚障害者が必要としているサポートなどについて説明。同協会職員の多賀(たが)まり子(こ)さんが盲導犬の仕事内容、訓練の内容などを解説し、「盲導犬を見かけたら勝手に触らず、見守ってほしい」と呼びかけた。
その後、児童たちはアイマスクを着用し、PR犬「あかり」(雌、5歳)の先導で障害物などがあるコースを進む歩行体験を行った。大阿久愛琳(おおあくあいり)さん(9)は「あかりちゃんの足を踏んでしまうかと思ったが、踏まずにうまく歩けた」と振り返った。