つかんだアユをバケツに入れようとする園児

 【鹿沼】清洲保育園で1日、プール開きに合わせてアユのつかみ取りが行われ、年少から年長までの園児約30人が元気にアユを追った。

 地域の子どもたちに川の魅力を知ってもらう取り組みの一環で地元の小倉川漁協が協力し、毎年実施している。この日は園庭に縦横各約3メートル、深さ約10センチの簡易プールを設置し、体長約20センチのアユ約200匹を放った。

 5月に園児らが稚アユの放流を体験したことを踏まえ、横尾武男(よこおたけお)組合長は「こんなに大きくなった。そこも見て、楽しくやってほしい」とあいさつ。園児たちは歓声を上げながら、勢いよく泳ぐアユを隅に追い込んで手づかみした。

 年長、仲島慧糸(なかじまえいと)ちゃん(5)は「楽しかった。難しかったけど、たくさん捕れた」と満足そうだった。

 その後、組合員がアユを塩焼きにして、園児らに振る舞った。