栃木県教委は4日、2024年3月の県立高卒業者の大学等進学率が前年度比0・3ポイント減の55・2%(5938人)だったと発表した。過去最高だった前年度に次ぐ水準となった。
県立高の全日制と定時制計66校の卒業者数は338人減の1万765人だった。進学先は私立大が67・6%で最多。次いで国立大22・3%、私立短大5・2%、公立大4・6%と続いた。大学進学以外の進路は、就職21・5%(2310人)、専修学校専門課程17・5%(1879人)が目立った。
県内中学校163校の卒業者数は388人減の1万7051人。進学率は0・1ポイント減の98・9%(1万6865人)だった。自宅などで進学に向けた準備を進める卒業生など「その他」が、0・9%(159人)だった。
県立特別支援学校高等部の卒業者は336人。社会福祉施設への入所など「その他」が67・6%で最多だった。特別支援学校中学部の卒業者は179人で、高等部などへの進学率は98・9%となった。