暑さに見舞われた県内は5日、午後5時までに熱中症の疑いで計26人が救急搬送された。宇都宮市の30代男性が重症だったほか、中等症は11人、軽症14人だった。
宇都宮市消防局によると、重症の男性は同日午前11時20分ごろ、市内の工場で作業中に意識障害などを訴え搬送された。作業場所は高温状態だったという。
中等症の疑いで搬送された11人の内訳は、80代5人、60代2人、20、30、50、70代が各1人だった。
宇都宮地方気象台によると、同日の最高気温は佐野の37・4度。小山35・1度、大田原35度と続き、3地点で猛暑日となった。
県内は6日も気温が上がる見込み。県消防防災課の担当者は「エアコンの使用やこまめな水分補給など対策を徹底し、屋外で運動するときは熱中症警戒アラートや暑さ指数を確認してほしい」と呼びかけている。