黒磯中の吹奏楽部員からアドバイスを受けて練習する参加者

黒磯中の吹奏楽部員からアドバイスを受けて練習する参加者

黒磯中の吹奏楽部員からアドバイスを受けて練習する参加者 黒磯中の吹奏楽部員からアドバイスを受けて練習する参加者

 那須塩原市内の小中学生が吹奏楽に取り組む場をつくろうと、市教委は20日から黒磯中で、吹奏楽練習会「那須塩原 響キッズ吹奏楽団」を始める。12月にかけて計12回の活動を予定し、最終回はミニコンサートを開く。練習会に先立ち6月30日には初心者向けの体験会を同校で開き、児童生徒30人がさまざまな楽器と触れ合った。

 練習会は、市内で吹奏楽部のある中学校が3校に限られる中、吹奏楽に挑戦したい児童生徒の受け皿づくりが目的。文化部活動地域移行事業の一環として、市教委が黒磯中吹奏楽部と協力して開く。

 指導は同部の部活動支援員と大田原市民吹奏楽団団長が担当し、参加者は同校や自分の楽器を使って練習する。活動は月に2回程度で今月は20、28日に行う。最終回の12月22日は桜町のいきいきふれあいセンターでミニコンサートを開き、同部と一緒に演奏を披露する。

 6月30日の体験会では、参加者がフルートやトランペットなどの楽器を体験。同部部員のアドバイスを受け、ぎこちないながらも一生懸命に音を出した。「きらきら星」の合奏も行われ、参加者は周りの音に合わせて真剣な表情で演奏していた。

 参加した三島小6年室井龍之介(むろいりゅうのすけ)さん(12)は「トランペットで高い音を出すのが難しかったが、いい体験になった」と笑顔で話した。

 練習会は参加費2千円(12回分)で、楽器を借りる場合は掃除道具代として千円程度が別途必要。参加できるのは市内の小学4年~中学3年生(義務教育学校は9年生)。定員20人で15日締め切り。希望者は電話で申し込む。応募多数の場合は高学年を優先する。(問)市教委生涯学習課0287・37・5364。