盛り上がりを見せた高校生のバンドコンテスト

 【高根沢】県内高校生バンドの祭典「第1回県軽音楽部バンドコンテスト2024」が猛暑となった7日、宝積寺駅前のちょっ蔵ホールで開かれた。事前審査を通過した7校10バンドの演奏が、会場をさらなる熱気に包み込んだ。

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 コンテストは、「軽音楽部に発表の場を」と、NPO法人まちづくりちょっ蔵高根沢が主催した。

 開会式では来賓の加藤公博(かとうきみひろ)町長や神林秀治(かんばやしひではる)町議会議長、高橋克法(たかはしかつのり)参院議員、佐藤晴彦(さとうはるひこ)県議が、「楽しい思い出を」などと参加者を激励した。

 各バンドは、オリジナルやコピーなど計2曲を演奏。大谷石で造られたホール内は、約100人の聴衆と共に盛り上がりを見せた。コンテストを立案した中島伸雄(なかしまのぶお)さんが所属する町内のご当地バンド「のぶおばんど」が、トリを務めた。

 訪れた宇都宮市氷室町の会社員吉泉智子(よしいずみともこ)さん(40)は「新型コロナウイルス禍の制約もあった。生バンドの大きな音を久しぶりに聞けて良かった」と笑顔で話した。

 専門家による審査により、最高賞のグランプリに選ばれた足利南「0s(レイズ)」には、エフエム栃木に出演できる権利のほか、ちょっ蔵ホールの10時間無料券などが贈られた。

 グランプリ以外の上位入賞は次の通り。

 ▽準グランプリ 足利南「Plum Berry(プラムベリー)」▽敢闘賞 宇都宮女子「アネモネイロソーダ」▽ベストミュージシャン 生澤まい(栃木女子)