県教委と保護者が特別支援教育の在り方などについて議論した意見交換会=10日午前、栃木市

 那須、栃木の両特別支援学校寄宿舎について県教委が2024年度末で閉舎する方針を示した10日、存続を求める保護者らからは「性急過ぎる」「閉舎後の対応に関する議論が不十分」などと戸惑いや不満の声が上がった。

 「寄宿舎(知的障害)は閉舎」。栃木特別支援学校に息子が通う母親(52)は同日、栃木市大平文化会館で開かれた県教委との意見交換会で、配布資料の一文がすぐ目に付き、愕然(がくぜん)とした。