夏休みを前にネット依存対策を学ぶ生徒たち

 【壬生】夏休みを前に壬生高で18日、情報リテラシー講座「スマホ・ネットの長時間利用の危険性とその予防」が開かれた。来校した講師による映像を、全校生徒約450人が各教室で視聴する形で受講した。

 生徒が夏休み中にゲームや交流サイト(SNS)でスマートフォン漬けにならないよう意識づけることが狙い。教育機関向けIT支援サービス「スキット」(宇都宮市)の小針佳子(こばりよしこ)学校DX推進支援室ICT支援課長(55)が講師を務めた。

 小針さんは年齢別のインターネット利用時間やSNS被害者数などのデータを示し、生徒たちに「スマホ依存度チェック」を実施。「気が付くと何時間もスマホを利用している」など10項目中5項目以上当てはまる人は「危険な状態」と説明し、「夏休み中は起床時間など何か一つは時間を崩さないように決めましょう」と呼びかけた。

 2年渡辺沙羅(わたなべさら)さん(17)は「ネット依存の怖さを知った。夏休みは毎日スマホ生活にならないよう、趣味を見つけて楽しく過ごしたい」と話した。