気象庁は18日、栃木県を含む関東甲信地方が梅雨明けしたとみられると発表した。平年より1日早く、昨年より4日早かった。梅雨入りの遅さが影響し、期間は平年の42日間より短い27日間だった。1951年の統計開始以来、3番目に短かった。
宇都宮地方気象台によると、梅雨期間(6月21日〜7月17日)の降水量は宇都宮が計132・0ミリで、平年の70%だった。この他、那須高原が平年の53%、高根沢が61%となるなど全体的に少ない降水量だった。
梅雨明けした18日、県内は太平洋高気圧に覆われて気温が上がり、最高気温は佐野が33・4度で、小山32・8度、真岡32・2度と続いた。全14観測地点のうち8地点で30度以上の真夏日となった。
宇都宮市白沢町の河内総合運動公園では昼ごろから日差しが照りつけた。園内の噴水には水着姿や半袖姿の子どもが集まり、「冷たい」「気持ちいい」と笑顔を見せていた。