下着の自動販売機を開発した小林縫製工業の小林社長=栃木市

 インナーウエア製造の小林縫製工業(栃木市川原田町、小林雄一(こばやしゆういち)社長)は、下着の自動販売機「QRはいどーぞ」を開発し、自社ブランドの「百年ショーツ」などレディースショーツの販売を始めた。

 自販機は高さ約96センチ、幅約60センチ。重さ約8・8キロ。サイズや色の違った24個の商品を販売する。購入者はビニール包装の上から商品を手に取って質感などを確認でき、動画ディスプレーでは商品がとちぎデザイン大賞を受賞したことなどを紹介している。

 スマートフォン決済の「PayPay(ペイペイ)」に対応し、QRコードを読み取って決済すれば選んだ商品のロックが外れる。

 自販機は栃木市内のスーパー銭湯やゴルフ場、ホテルなどに設置済みで、新たな設置先も募っている。同社は自社ブランド製品を強化しており、自販機による販路拡大も図る考え。

 自販機はハンドメイドのアクセサリーや雑貨などの販売もでき、異業種に対してレンタルでの活用も呼びかけている。