県内25市町のうち17市町で、小中学校の体育館へのエアコン設置率が0%だったことが20日までに、各市町教委への取材で分かった。全校の体育館に設置しているのは宇都宮市のみだった。近年の猛暑を受け、設置を検討する動きもあるが、高額な費用や断熱性能の確保が課題となっている。体育館は地震や水害などの災害時に、住民の避難所となる場合もある。児童生徒や避難者の健康を守る観点から、エアコンの整備よりも安価な冷房機器を導入する対応もみられる。
各市町教委への取材によると、宇都宮市は市内の全小中学校にエアコンを設置。小山市は8月末までの全校導入を予定している。両市とも初期投資を抑えられるリース方式を採用した。
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