大暑禊で水をかぶって身を清める参加者

大暑禊で水をかぶって身を清める参加者

大暑禊で水をかぶって身を清める参加者 大暑禊で水をかぶって身を清める参加者

 栃木県真岡市長沼の長沼八幡宮(はちまんぐう)で22日、水をかぶって身を清める「大暑禊(みそぎ)」が行われた。参加者は白鉢巻き、白ふんどし姿でみそぎに臨み、無病息災を願った。

 暦の上で最も暑いとされる大暑の日に2018年から毎年実施され、今回で7回目。恩恵と災いをもたらす鬼怒川を敬い、畏れる心を育み、無災害と疫病退散を願う。

 雲一つ無い青空の下、市内外から初参加2人を含む8人が白鉢巻きに白ふんどし姿でみそぎを行った。県神社庁の指導員で日光二荒山神社の町井康祐(まちいこうすけ)禰宜(ねぎ)の先導で、和歌をそらんじ、舟をこぐ動きの「鳥船行事」などで身を清めた後、気合のかけ声とともに一斉に水をかぶった。

 いずれも初参加の宇都宮市双葉3丁目、会社員鈴木修悟(すずきしゅうご)さん(34)は「無我夢中で水をかぶってすっきりした」。茨城県守谷市、アルバイト従業員毛塚友彦(けづかともひこ)さん(45)は「暑い夏を気持ちよく乗り越えられるよう、祈りを込めて臨んだ」と話した。