【下野】約1300年前に下野国分寺で行われていた法会(ほうえ)を現代風にアレンジした夏の風物詩「しもつけ燈桜会(とうおうえ)」が20日夕、国分寺の天平の丘公園で行われた。
燈桜会は歴史や文化財を活用したまちづくりを進める市の「東の飛鳥プロジェクト」の一環。会場ではろうそくの入ったカップ型の灯籠を約6千個並べ、古代の「下野の国」の人々の祈りを再現した。
点灯式で坂村哲也(さかむらてつや)市長は「燈桜会で夏の日暮れに幻想的なひとときを過ごしてください」とあいさつした。
その後、坂村市長や市議、県議、市観光協会、中高生、ボランティアなど約200人が灯籠一つ一つに点火。灯籠の火が夕暮れに浮かぶと、園内は幻想的な雰囲気に包まれた。