【栃木】夏休みの市内小学生を対象とした栃木地域のサマーボランティアスクールが25日、今泉町2丁目の栃木保健福祉センターで開かれ、29人の児童が防災について楽しく学んだ。
子どもたちに福祉やボランティアへの理解を深めてもらおうと、市社会福祉協議会が毎年テーマを変えて開催している。参加者は災害の基礎知識を学んだ後、携帯トイレやレインコートなどを詰めた防災ポーチを作ったり、アルファ米を試食したりした。
続いて図を使って家の中の危険な場所や安全な場所を考える「家庭内DIG(ディグ)」などのゲームを体験。防災士の資格を持つ皆川公民館職員の熊倉全宏(くまくらまさひろ)さんは事前の備えで身を守る自助の重要性を強調し、災害時に周囲を助ける共助に結びつけるよう訴えた。
栃木第五小6年高野悠生(たかのゆうせい)さん(12)は「災害時は自助や共助で助けられた人が多いことを知って勉強になった」と話していた。