県内は30日、午後4時までに熱中症の疑いで計5人が救急搬送された。3週間以上の入院が必要な重症が1人、中等症1人、軽症3人だった。

 県や塩谷広域行政組合消防本部によると、重症だったのは男性(65)。午前9時半ごろ、さくら市内の建築現場で作業中に呼吸困難を訴え、別の作業員が119番した。

 県内の最高気温は同日、佐野の38.5度をはじめ、全14観測地点のうち6地点で35度以上の猛暑日だった。佐野はこの日の全国3位の暑さだった。

 一方、県は同日、熱中症の疑いで29日に救急搬送された下野市の86歳女性が重症だったと発表した。