視覚障害の有無にかかわらず多くの人が楽しめる装置を考える生徒たち=2日午後、宇都宮市

視覚障害の有無にかかわらず多くの人が楽しめる遊びを考える生徒たち=2日午後、宇都宮市

視覚障害の有無にかかわらず多くの人が楽しめる装置を考える生徒たち=2日午後、宇都宮市 視覚障害の有無にかかわらず多くの人が楽しめる遊びを考える生徒たち=2日午後、宇都宮市

 教科の枠にとらわれず課題を研究する「STEAM(スティーム)教育」事業の一環として県教委は2日、宇都宮市内でモデル校4校対象の特別講座を開いた。人工知能(AI)やセンサーなどを活用しながら、視覚障害の有無にかかわらず全ての人が楽しめる仕組みや製品を考えた。

 モデル校は宇都宮北、栃木女子、真岡、黒磯の県立高。今回は生徒24人が参加し、ソニーグループ(東京都)のクリエイティブセンターでデザインプロデューサーを務める反畑一平(たんばたいっぺい)さん(55)らが講師を務めた。

 生徒は最新技術などについて学んだ後、グループごとにアイデアを考案。肉の焼き具合を音で知らせるフライパンや、室内でも自然の音や風を感じながらサイクリングができる装置を発表した。

 黒磯高2年鈴木緋真(すずきひさな)さん(16)は「設計して誰かのために作ることの楽しさを知ることができた」と話した。