県内は4日、午後5時までに熱中症の疑いで計12人が救急搬送された。各消防本部・消防局によると、搬送されたのは8~92歳の男女で入院が必要な中等症5人、軽症7人だった。

 中等症の鹿沼市、女性(81)は自宅で手のしびれなどを訴え、家族が119番した。さくら市内の住宅では92歳女性が脱水症状を起こし、動くのが難しい状態になった。宇都宮市内では60代女性、足利市内では80代男性と70代女性が搬送され、いずれも中等症だった。

 県内は同日、全14観測地点のうち7地点で最高気温が35度以上の猛暑日となった。県内最高は佐野の38・3度だった。五十里は34・2度を記録し、8月の観測史上最高となった。