いよいよ夏本番。お盆休みが近づいてきた。テーマパークで遊んだり、海や山へ出かけたり、おじいちゃんおばあちゃんに会いに行ったり。そんな思い出づくりの移動に欠かせないのが、高速道路だ。今年は昨年よりも、予測される10キロ以上の渋滞発生が多いらしい。さてさて、栃木県内の高速道路は…?
ネクスコ東日本関東支社は6日までに、お盆期間(8月8~18日)の高速道路の渋滞予測を公表した。県内でピーク時に10キロ以上の渋滞が予想されるのは全て東北自動車道で、上下線で計20回発生する見込み。下りでは10日午前8時に矢板北パーキングエリア(PA)付近で、同社管内で最長となる45キロの渋滞が発生し、通過に最大1時間50分かかると予測している。
同支社などによると、関東甲信と静岡県の高速道路では、下りは10日、上りは12日がピークとなる見込み。昨年は荒天による出控えの影響があったとされ、10キロ以上の渋滞は今年、昨年のお盆期間を88回上回る280回の予想となっている。
県内では下りで7回、上りで13回の渋滞発生が見込まれる。昨年の同時期の発生予測は計13回で、今年は7回多い。
下りは5回が矢板北PA付近、2回が上河内サービスエリア(SA)を先頭とした予想。10日の最長45キロの他、11日午前9時に最長35キロ、13日同10時に最長25キロの渋滞が起きるとみる。
上りは上河内SA付近で8回、西那須野塩原インターチェンジ(IC)付近で5回の発生を予測。14日午後4時に最長25キロとなる見通しだ。
同支社の鳥海航太(とりうみこうた)渋滞予報士は「下りは夕方~夜、上りは午前中が比較的すいている。渋滞緩和のため、混雑する日や時間帯を避けて利用してほしい」と呼びかけている。