-初主演作公開、おめでとうございます。作品の手応えや、ここを見てほしいという部分はありますか。
「ありがとうございます! 内容はもちろんなんですが、すとぷりの音楽担当としても映画に関わらせていただいたので、曲に注目して見てほしいですね。内容面では、後半にかけて感情を揺さぶられるような物語展開になっていて、人とのつながりの良さを感じられるシーンがたくさんあるので、感情移入して僕らと同じ気持ちになってほしいと思っています」
-配信やライブなどの活動とアニメ声優は異なる点、共通する点がそれぞれあったと思います。アフレコ体験はいかがでしたか。
「本格的な声優経験でいうと、以前、漫画のキャラクターに声を当てたことはありました。映像作品に声を当てたのは初めてです。作品として設定されたキャラクターではなく、自分自身の役に声を当てるということで『普段の自分』の演技をする難しさがありました」
「例えば、僕自身がものすごく笑うシーンがあるのですが、アフレコの時は、実際に目の前で面白いことが起きていないのに、笑わなければいけない…。そんなアフレコをすること自体に苦手意識がありました。でも実際やってみると楽しくて、悩みもあったんですけど、最終的にいい感じになって良かったなと思っています」
-ファーストシングルが発売されました。栃木県での握手会も控えていますが、どんなふうに地元ファンと触れ合いたいですか。地元ファンへのメッセージをお願いします。
「やっぱり、栃木県内から来てくれるリスナーさんもたくさんいると思うので、少しでも地元の話で盛り上がれたらと思います。県外からも来ていただける方もいると思うので、栃木県の良さを知っていただけたらうれしいなと思います。会場は学生の時に行ったことがある場所なので、当日が楽しみですね」
-オープニング主題歌に「雨天決行」が起用されました。ご自身の楽曲が起用されたことへの率直な思いや、こだわりのポイント、気に入っている部分を教えてください。
「まず、映画のオープニング主題歌を担当することが、僕の大きな夢の一つだったので、夢がかなったことがすごくうれしかったです。こだわりのポイントですが、映画のオープニング主題歌なので、曲を聴いて映画の世界観に入っていくための『作品を象徴する楽曲』でなければならないこと、そして聴いてどれだけワクワクできるかが重要だと思っていました」
「映画館に大音量で流れた時に迫力があるようにしたいとものすごく考えて、オーケストラに演奏していただいた音を収録し、楽曲に入れさせていただきました」
-映画の公開や記念日の制定など2024年は「すとぷり」の節目になっています。改めて今後の目標をグループ、個人としてそれぞれ聞かせてください。
「今年の夏は、映画やリアルなイベントもたくさんありますが、僕たちの活動の始まりはネットです。グループでも個人でもネットでの活動をおろそかにせず、これまで通りリスナーさんに、たくさんの『楽しい』を届けていきたいと思っています」
「個人としては楽曲制作にも力を入れていて、これまでとは少し違った新しいジャンルの世界観の曲を届け始めているので、少しでもたくさんの人に届けられたらいいなと思っています」