宇都宮地方気象台は9日午後4時50分、「大雨と雷および突風に関する栃木県気象情報」を発表した。県南部では、9日夜のはじめごろにかけて、低い土地の浸水に警戒し、県内では9日夜遅くにかけて、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意、警戒するよう呼びかけている。落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうにも注意が必要という。
気象台によると、県内では温かく湿った空気の流れ込みと日中の気温の上昇の影響で、大気の状態が不安定となっており、雷を伴って激しい雨や非常に激しい雨の降っている所がある。引き続き9日夜遅くにかけて大気の状態が非常に不安定となるという。
9日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で北部、南部とも50ミリ。9日午後6時から10日午後6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で北部、南部とも80ミリ。
気象台は、発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めるよう呼びかけている。降ひょうの恐れもあるため、農作物や農業施設の管理にも注意が必要としている。