高校生の指導を受けながらプランター作りに挑戦する児童

 【宇都宮】高校生が子どもたちにものづくりの楽しさを伝える雀宮生涯学習センターの「地域わくわく子ども塾」がこのほど、宇都宮工業高で開かれ、小学4~6年生10人が木製のプランター作りに挑戦した。

 体験学習やものづくりを通して地域の子どもたちに科学や技術などへの関心を高めてもらうのが狙い。同校が同センターに協力し、夏休みに開催している。

 講師役は環境土木科の2、3年生12人。電動ドリルを初めて手にする児童も多く、生徒たちは「上手だよ」「まっすぐね」など優しく声をかけながら一緒に作業を進めた。

 同校2年の平田咲桜(ひらたさくら)さん(17)は「普段は小学生と話す機会がなく、貴重な経験ができて楽しかった」と笑顔。雀宮東小6年の寺内悠晴(てらうちゆうせい)さん(11)は「高校生の説明は分かりやすかった。大切に使いたい」と話した。