【佐野】今春、国の重要有形民俗文化財に指定された「佐野の天明鋳物生産用具及び製品」で、指定後初の一般公開となる記念展示が9月1日まで大橋町の市郷土博物館で行われている。多くの型をはじめ天明鋳物の各製造工程に関わる213点が展示されており、市は「鋳物の文化について関心を高めてもらうのと同時に、天明鋳物が郷土の宝であることを再認識してもらえたら」と期待している。入館無料。
天明鋳物の起源は平安中期までさかのぼり、千年の歴史を持つとされる。生活用具から梵鐘(ぼんしょう)や茶の湯釜といった文化財的な価値を持つ作品まで、その長い歴史の中で多種多様な製品が生み出されてきた。
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