【大田原】JAなすのは16日、湯津上の同JA湯津上梨選果場で、今季のナシの出荷を始め、作業員ら約50人が「幸水」の選別などに汗を流した。
ナシは市と那須塩原市の同JA梨部会員51人が約72ヘクタールで栽培している。出荷リレーは幸水を皮切りに「豊水」「あきづき」「新高」「にっこり」と続き、11月下旬まで予定している。
この日は約35トン分の選果作業に当たった。傷の有無や日焼け、色付きなどを確認し「秀」「優」「良」の3階級に分け、機械で糖度やサイズを測定。最後に手作業で箱詰めした。主に京浜方面に出荷し、糖度13度以上は高級ブランド「自信作」として販売する。
江崎哲治(えざきてつはる)部会長(46)は「猛暑の影響などで小玉傾向にあるが、糖度は高く非常においしくできた。ぜひ那須野のナシを味わってほしい」と話した。