第106回全国高校野球選手権大会第10日は16日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で3回戦4試合が行われ、本県代表で初出場の石橋はセンバツ8強で7年ぶり12度目出場の青森山田に0-5で敗れ、8強入りはならなかった。県勢の3回戦敗退は2022年の国学院栃木、23年の文星芸大付属に続き3年連続。
石橋は初回、大会初先発の柳田瑛太(やなぎだえいた)が2点本塁打を浴びて先制された。続く二回は先頭打者を四球で歩かせたところで、2回戦の聖和学園(宮城)戦で完封勝利を挙げた入江祥太(いりえしょうた)が2番手として登板。この回は味方のミスも絡んで1点を失ったものの、三、四、五回は出塁を許しながら要所で三振を奪うなどして粘った。しかし球数が70球を超えた六回は2死から連打を浴びてリードを広げられ、七回は2本の二塁打を許してダメ押しの1点を追加された。
打線は五回まで毎回の7安打を放ちながら無得点。三回は2死から伊藤来煌(いとうらいや)、鈴木雅明(すずきまさあき)の連打で一、三塁としたものの後続が凡退。四、五、六回はいずれも先頭打者が出塁しながら得点につなげられず、七回以降は青森山田の継投の前に無安打と抑えられた。