【那須塩原】国立印刷局(東京都港区)はこのほど、新紙幣の魅力や不思議にを紹介する出張授業を本町の市図書館(みるる)で行い、小学3~6年生の親子63人が参加した。
同局は暮らしを支えるお札について学んでもらおうと、出張授業や講演を行っている。今回は同局の職員2人が講師を務め、「マイクロ文字は通常のコピー機では印刷できない」などと、新紙幣に施された偽造防止技術を説明した。
参加者は虫眼鏡を使ってマイクロ文字を見つめたり、見る角度に合わせて肖像が回転する3Dホログラムなどを確認したりした。紙幣に関する11問の○×クイズも楽しんだ。
東原小5年桜岡虹汰(さくらおかこうた)さん(10)は「お札の顔が変わったことは分かっていたけれど、お札の中に文字が隠れていることは初めて知った」と驚いていた。