全国大会出場を決め、練習に励む岡田さん

 【宇都宮】全国最大規模のパソコンのタイピング大会である「第24回毎日パソコン入力コンクール」で、峰小4年岡田悠吾(おかだゆうご)さん(9)が6月大会の和文A小学生低・中学年(1~4年)で3位に入り、12月に日本一を決める全国大会(東京・国立オリンピック記念青少年総合センター)への出場を決めた。大会初出場ながらノーミスでの好成績。「全国大会で優勝したい」と、さらに腕に磨きをかけている。

 同部門は、制限時間5分間で、ことわざ・慣用句の入力のスピード、正確性を競う。漢字と平仮名が交ざっており、どの文字まで入力して変換するのかタイミングも重要となる。6月大会は同1~30日、オンラインで行われ、岡田さんはミスなく792文字を入力。特別点159点を加え、計951点で3位だった。

 岡田さんは、学校で友人がタイピングのゲームをしているのを見て興味を持ち、2年生の終わりごろ、パソコン教室「バレッドキッズ下栗教室」(下栗町)に入った。当初から入力するスピードは速かったという。練習では千文字以上を打ち込むこともあり、上級生にも勝つこともある。

 「将来、どんな職業に就いても一番必要になる」と和文に取り組むことを決めた。同部門には実力が抜きんでた京都市の姉妹がいることを知っており、全国大会出場を狙う上では他大会への出場も考えた。それでも「3位になれば全国大会に出られる」と出場。見事に出場権をつかみ取った。京都市の姉妹が1、2位だった。

 6月大会は「よくできたと思う」としたが、練習の疲れもあり「もう少しできたかな」。日本一に向けて「正確性、スピードとも挙げたい」と練習に励んでいる。