宇都宮白楊高の生徒に組み立て方を教わる児童

 【宇都宮】宇都宮白楊高科学部の生徒が小学生に教える「科学体験教室」がこのほど、市東図書館で開かれ、参加した小学4~6年の14人が実験や工作を楽しんだ。

 子どもたちに科学の面白さを体験してもらおうと、同館が夏休みに開催し、11回目となる。今回は同部の生徒17人が協力し、うがい薬で食品のビタミンCの有無を確認する実験と、景色が伸びて見えるカメラの組み立てを実施した。

 カメラ作りに挑戦した児童たちは、生徒に教わりながら牛乳パックや厚紙を貼り合わせて制作。生徒たちは「まっすぐ貼ろう」などと声をかけながら、一緒に作業を進めた。

 峰小6年佐藤匡紀(さとうまさき)さん(12)は「優しく丁寧に教えてもらえて分かりやすかった。家でもやってみたい」と笑顔。同部2年鈴木颯太(すずきそうた)さん(16)は「教えるのは難しかったが、小学生とおしゃべりできて楽しかった」と満足そうだった。