老朽化に伴い先行して仮設施設の整備を検討する藤原図書館

 【日光】市は22日までに、老朽化した鬼怒川温泉大原の藤原図書館について、仮設施設の整備に向けた調査に着手する方針を決めた。市は共に東武鉄道鬼怒川温泉駅前にある藤原総合文化会館(老朽化で利用休止中)と同図書館の跡地などを一体的に再整備し、図書館を含めた公共機能と民間機能が入るにぎわい創出施設新築などの検討を始めている。しかし現図書館の老朽化が著しいことから、駅前再整備の検討に先行して仮設図書館の整備の必要性や内容を調査する考えだ。

 市は関連費用を9月補正予算案に計上する方針で、議決されれば外部業者に調査を委託。仮設図書館に必要な面積、レイアウトなどを検討する。開設スケジュールや整備場所は未定だが、駅前再整備の検討状況を踏まえて詰める予定。