茂木町内で唯一残る盆踊りイベント「第39回小山地区ふるさと盆踊り大会」がこのほど、小山の高雄神社で行われた。地域住民約120人が境内でおはやしに合わせて輪になって踊り、40年以上続く夏の風物詩を楽しんだ。
この盆踊りは地域おこしを目的に1982年に始まり、新型コロナウイルス禍で3年間開催を見送ったが、昨年復活した。参加者は境内の中央に組まれたやぐらを中心に盆踊りをして、模擬店や抽選会などを楽しんだ。
盆踊りは班ごとに分かれ、10分間を2回踊った。母親と参加した茂木中1年花輪紗来(はなわさら)さん(13)は「昨年まではやぐらで太鼓をたたいていた。踊るのは初めてだったけど楽しかった」と笑顔だった。
大会を切り盛りした小山地区の田端浩(たばたひろし)公民館長(66)は「お盆で帰省している人たちも来てくれている。できる限り続けていきたい」と話していた。