宇都宮市西川田4丁目の県総合運動公園憩の森で24日に開かれる「第34回県原爆死没者慰霊式」に、被爆者が出席しない見通しであることが22日までに、慰霊式事務局への取材で分かった。1991年に式典が始まって以降初めて。被爆者の高齢化が背景にあり、式典の継続や継承への岐路になりそうだ。
慰霊式は、本県の原爆死没者を悼む目的で県原爆被害者協議会(県被団協)が始め、毎年開催。高齢化を理由に県被団協が2018年5月に解散して以降も、有志が「県原爆死没者慰霊碑を守る会設立準備委員会」を立ち上げ、思いをつないできた。
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