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開業1周年を祝う多くの市民らに見送られ、発車する誕生日列車=25日午前11時40分、宇都宮市宮みらい

 宇都宮市と芳賀町を結ぶ次世代型路面電車(LRT)の開業1周年記念イベント「ライトライン・バースデイ・パーティー」が25日、JR宇都宮駅東口のライトキューブ宇都宮などで開かれた。両市町の子どもたちが、お笑い芸人みやぞんさんらとバースデイソングを歌うなどして“1歳の誕生日”を祝った。

 同駅東口では子どもたちを乗せた特別貸切の「誕生日列車」が出発し、大勢の来場者が手を振って見送った。みやぞんさんは「これからもライトライン、走るぞ走るぞ走るぞ!」と笑顔で呼びかけた。

 この日は終日、小学生以下の乗車が無料に。沿線の車両基地でも車両と競走するなどのイベントが行われ、親子連れらが両会場をLRTで行き来して楽しんだ。市町と運行会社の宇都宮ライトレールなどでつくる実行委員会によると、全体で約3万人が来場した。

 LRTは昨年8月26日に開業。今月24日までに473万5861人の利用があり、9月に500万人を突破する見込み。オープニングセレモニーでは佐藤栄一(さとうえいいち)宇都宮市長、大関一雄(おおぜきかずお)芳賀町長、高井徹(たかいとおる)宇都宮ライトレール社長、福田富一(ふくだとみかず)知事があいさつ。佐藤市長は「これからも安全運行の下、社会に必要な装置として成長させたい」と話した。