見頃を迎えたシュウカイドウ

見頃を迎えたシュウカイドウ

見頃を迎えたシュウカイドウ 見頃を迎えたシュウカイドウ

 【矢板】秋の訪れを告げる花ともいわれるシュウカイドウが長井の古刹(こさつ)寺山観音寺で見頃を迎え、山寺を彩っている。

 シュウカイドウはベゴニア属の多年草。仏像の装飾品「瓔珞(ようらく)」に似ているためヨウラクソウの別名も持つ。同寺境内の至る所に計約10万株が群生し、かれんなピンクの花を咲かせている。

 松平宣秀(まつだいらせんしゅう)住職(58)によると、例年並みの盆過ぎに咲き始めた。8月下旬の長雨と高温で一気に開花し、現在八分咲き。今週末ごろ、ピークを迎えそうだ。

 好天となった5日は朝から写真愛好者らが訪れた。鹿沼市村井町、福田信夫(ふくだのぶお)さん(72)は兄の千葉県流山市、福田一夫(かずお)さん(76)を誘って訪れ、「良い写真が撮れたらコンテストに応募したい」と2人で相談しながらベストショットを狙っていた。

 (問)同寺0287・44・1447。