放課後等デイサービスで児童と笑顔で話す黒川さん(左)=宇都宮市東塙田1丁目

 子どもの不登校をきっかけに、宇都宮市内で発達障害の児童生徒らを受け入れる「放課後等デイサービス」(放課後デイ)を運営する母親がいる。同市在住で2児の母の黒川由紀恵(くろかわゆきえ)さん(38)だ。

 新型コロナウイルス禍の4年前、学校に通えなくなった長女に発達障害の疑いがあると分かり、居場所づくりに自ら取り組んだ。親子で苦しんだ経験を経て今があると語り、「不登校だからと自分を責めないで。まずは安心できる場所を見つけてほしい」と呼びかける。

 2020年春。新型コロナ禍で小学校が一斉休校した後、黒川さんの長女と長男は登校できなくなった。