金融商品の基礎を学ぶ高校生ら=7日午前、宇都宮短大付属高

 県銀行協会主催の金融教育講座が7日、宇都宮短大付属高で開かれ、情報商業科の2年生約110人が金融商品の基礎知識を学んだ。若い年代から金融に関する知識を身に付けてもらおうと、2011年から毎年開催している。

 この日は、足利銀行個人コンサルティング部次長の杉本勇士(すぎもとゆうじ)さんが夢の実現に向けた資金運用の大切さについて講演し、外貨預金や投資信託などの金融商品を紹介。投資のリスクとリターンも解説し「皆さんは時間を味方にした運用ができる年代。夢の実現に向けてお金とうまく付き合ってほしい」と呼びかけた。

 受講した塙千来(はなわちこ)さん(17)は「投資は大人になってからと思っていたが、長期的に考えればチャンスと知った。ゆくゆくは家業を継ぎたいと考えているので、今日得た知識を将来に生かしたい」と話した。