下野新聞社杯第55回記念県学童軟式野球大会(県野球連盟、下野新聞社主催)最終日は14日、小山市の小山運動公園野球場で決勝が行われ、真岡クラブ(真岡)が11-1で瑞穂野BBC(宇都宮)を破り、第42回大会以来13年ぶり2度目の頂点に立った。
真岡クラブは序盤からそつない攻めを展開。初回は佐藤稜真(さとうりょうま)の先頭打者本塁打で勢いに乗り、二つの四球を挟んで川又崇雅(かわまたしゅうが)の右前適時打などで4点を先制した。三回は勝田透羽(かつたとわ)主将と佐藤の本塁打など長打攻勢で大量7点を奪って試合を決めた。
初優勝を狙った瑞穂野BBCだったが、真岡クラブ先発の高田歩武(たかだあゆむ)の前に四回まで橋本悠成(はしもとゆうせい)の中前打のみに抑えられた。六回は2死から橋本の左越え本塁打で一矢報いたが、そこまでだった。
閉会式では中島宏(なかじまひろし)県野球連盟会長が真岡クラブの勝田主将に優勝旗を授与。両ナインにはそれぞれメダルが贈られ、最後にダイヤモンドを1周した。
今大会は128チームが参加し、8月11日に開幕。1会場当たりの試合数を減らし、試合中に給水タイムを導入するなど熱中症対策も講じられた。