ひきこもりに対する地域社会の理解促進を目的とした厚生労働省の「ひきこもりVOICE STATION全国キャラバンin栃木」が28日午後1~4時、宇都宮市駅前通り1丁目のTKPカンファレンスセンターで開催される。27日まで参加者を募集している。
同キャラバン事務局によると、ひきこもり当事者は全国に推計146万人いるとされ、当事者に向けられる「怠けている」「親の甘やかしではないか」といった偏見のまなざしが、地域社会からの孤立を助長している実態があるという。
キャラバンは、当事者や家族が地域から孤立せずに相談しやすい環境をつくることを目的に、2021年から全国各地で開かれている。本県では「今わたしにできること~ひきこもり当事者の家族に対して」をテーマに初めて開催される。
当日は、ひきこもりや不登校などを支援する県内の団体関係者やひきこもり経験者によるパネルディスカッション、参加者も交えた支援の在り方を考えるワークショップを行う予定。
参加費無料、定員100人。27日午後5時まで同キャラバンホームページの専用フォームで参加申し込みを受け付けている。(問)同事務局03・6205・4560。