大規模水害を想定した図上訓練。県や茂木町、消防、県警、陸上自衛隊などが参加した=8月上旬、県庁

大規模水害を想定した図上訓練。県や茂木町、消防、県警、陸上自衛隊などが参加した=8月上旬、県庁

 悠然と流れる那須烏山市内の荒川。整然と整備された堤防が流れを支える。越水など甚大な被害をもたらした2019年の台風19号から5年。災害復旧事業が9月、完了した。

 「頻発、激甚化する水害に対応するには流域治水を進める必要がある」。市内で21日行われた竣工(しゅんこう)式で福田富一(ふくだとみかず)知事はハード面の整備に加え、企業や住民と共に行う治水の重要性を訴えた。