【大田原】実が大玉で甘い香りが特長の高級ナシ「かおり」の収穫が、市内ナシ園で最盛期を迎えている。10月初旬ごろまでピークが続き、全国各地に出荷される。
佐久山の石崎果樹園は、約3.5ヘクタールの農園で「にっこり」を中心に「幸水」「豊水」などを栽培している。看板商品のかおりは、実が落ちやすく栽培は難しいが、大きい物は重さが約2.5キロ、直径は30センチ超に実る。
今年は連日続いた猛暑に対応するため、例年よりも数を減らして栽培したが、良質な出来になったという。
25日は600個を超えるかおりの出荷作業に当たった。代表の石崎佳郎(いしざきよしお)さん(66)は「味、香り、大きさの三拍子そろったナシができた。ぜひ皆さまに味わってほしい」と話している。
(問)同園0287・28・1392。