県内を自転車で巡り各市町の魅力を堪能する「ぐるとち2024」が28日、足利市大前町の旧足利西高を発着点に開かれた。県内外のサイクリスト約500人が秋の栃木路を満喫した。
2022年から県などが開催し3回目。同市から日光市にかけての県西部が舞台となった。
午前7時半から、2日間で約300キロを走るコース、県南西部エリア中心の100キロコースなどが順次出発。参加者は景色を楽しみながら、途中の補給地点で黒から揚げやいもフライなどのご当地グルメを味わった。20キロのタンデムコースには視覚障害者11人が出走。県サイクリング協会員が協力し全員完走した。
友人と100キロコースに挑んだ東京都品川区、会社員高桑大嗣(たかくわひろし)さん(41)は「織姫神社がきれいだった。栃木の景色や食を満喫できた」と満足した様子だった。