個展をPRするポップ

 【宇都宮】市出身のクリエーターUshimaru Saekiさん(38)が15日まで、自身の経歴を独自の色使いで表現した個展「イロノリレキショvol.2」をウェブメディア「日本橋Art.jp」で開催している。

 Ushimaruさんは作新学院高情報科学部美術デザイン科卒業後、アート作家として活動を開始。人の感情や伝えたい思いを忍ばせた色彩を「ウシマルカラー」と銘打ち、数々の作品を手がけてきた。米ニューヨークや韓国、イタリアなど海外の展示会に出展した経験がある。

 近年は地元の活動に注力し、県内飲食店の壁画やパッケージデザインを手がける。このほか、市内のユーチューバーらと協力し、郷土玩具の黄ぶなを怪獣化させたキャラクター「キブナドン」を活用した地域の魅力を発信する活動などにも携わっている。

 今回は「ナマエ」「ジュウショ」「シュミ」「トクイカモク」などの13項目の色彩作品に解説を付けて掲載している。VR(仮想現実)でも閲覧できる。

 Ushimaruさんは「色をコミュニケーションツールとして大切にする自身の活動を見つめ直すきっかけになった。作品が日常に寄り添えたら」と話し、アクセスを呼びかけている。